1949-05-09 第5回国会 参議院 本会議 第23号 この要求が完遂すれば、生産企業なら製品の値上もできましようが、官公吏の場合は、官公吏その人を初め枠内労働者や納税義務者全体から、政府は何かの名称でこの増給増俸額を徴收することになるでしよう。先だつて或る駅で、私も急行券が要るのだと咎められ、駅長室に連れ込まれたことが縁となりまして、いろいろの話がそこで、はずみました。そのとき一人が「先生、増給して貰わんと食えません」と申しました。 小杉イ子